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生理前の不調はセロトニン活性化で改善できる!?女性が知っておきたいセロトニンの働き

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はじめに

 

セロトニンが少ないとうつ状態になるなど、うつやストレスにセロトニンが大きく関わっていることは周知のことかと思います。では、PMS(月経前症候群)など女性特有の不調にセロトニンが関わっているということをご存知でしょうか。今回は、その関係についてまとめてみたいと思います。

 

セロトニンとエストロゲンの関係とは?

 

「心」と深い関わりがあるセロトニン

まずは、セロトニンの働きについての復習です。セロトニンには、ストレスを消してうつ状態を軽くしたり、寝起きや寝つきをよくするといった働きがあります。セロトニンが十分に分泌されていると心が安定し、ストレスを受け流せるようにもなります。

 

では、なぜセロトニンがストレス状態を軽くすることができるのでしょうか。ご存知の通り、セロトニンは脳内伝達物質の1つです。脳全体をコントロールし、心や自律神経、筋肉など、さまざまな領域に影響を与えています。したがって、日頃からセロトニンを活性化しておくことが、ストレスやうつ状態の対策につながります。

 

「心のバランス」に影響を与えるエストロゲン

エストロゲンは「卵胞ホルモン」と呼ばれ、女性らしい身体をつくったり、妊娠に備えて子宮内膜を厚くする働きがあります。分泌量は月経周期に合わせて変化し、生理前が一番低い状態で、排卵期に最も高い状態になります。エストロゲンは“元気ホルモン”とも呼ばれ、エストロゲンの分泌量が増えると、基本的に心も身体も満たされて元気になると言われています。

 

生理前に不調がやってくるのは、エストロゲンの分泌量が一番低くなるためです。頭痛や腹痛などの症状が出たり、精神的に不安定になったりする経験のある方は多いでしょう。こうした症状が出る主な原因は、エストロゲンにあります。しかし、セロトニンを活性化することで、これらの症状を軽減することができるというのです。

 

セロトニンとエストロゲンの相関関係について

東邦大学医学部教授の有田秀穂氏によると、研究の結果、エストロゲンが増えるとセロトニンも増えるということがわかっているそうです。エストロゲンが活発な時期はセロトニンも増えるため、相乗効果で心も身体も元気な状態でいられます。逆に、エストロゲンの分泌が減ると、セロトニンの働きも一緒に落ちてしまいます。

 

そこで、セロトニンの日常的に活性化しておくと、エストロゲンが減る時期にも元気を保ち、PMSもある程度改善できるのです。なぜなら、エストロゲンが減ってもセロトニンは急激に減ったりすることがないからです。なお、反対にセロトニンが増えたからといって、エストロゲンが増えるということはありません。

 

セロトニンには「鎮痛剤」の働きがある

 

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セロトニンはエストロゲンの影響を大きく受けているということ、そしてセロトニンを活性化しておくことで、エストロゲンが減少したときにも元気な状態でいられるということがわかりました。

 

しかし、セロトニンの効果はそれだけではありません。セロトニンには、傷みの伝達を抑制する「痛覚抑制」機能があるといいます。私たちが痛みを感じるとき、特定の場所で発生した痛みの刺激が神経を通して脳に伝わってきてはじめて「痛い」と感じます。しかし、その経路の途中にある脊髄でセロトニンが十分に活性化していると、痛みの伝達を抑え、実際に感じる痛みも軽減されるのです。

 

PMSの頭痛や腹痛には、鎮痛剤を飲む方も多いかと思いますが、日頃からセロトニンを活性化しておくことで薬要らずになることもあるかもしれません。

 

おわりに

 

セロトニンを活性させることで得られる効果の大きさについて、今回は女性特有の症状との関連を中心にまとめてみました。セロトニンの分泌が少ない状態にあると、PMSの症状も重くなりかねないということは、私たちにとって大きな問題です。では、日頃からセロトニンの分泌を活性化させるために、どのようなことを心がけたらよいのか、次回以降に考えていきたいと思います。

 

 

参考文献:女30代からの「ストレス」を上手に消す方法