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なぜいま「インナーチャイルド」を癒すことが必要なのか

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毒親育ちはアダルトチルドレン

 

アダルトチルドレンは、機能不全家庭の中で、一人の人間としての人格が尊重されずに育ち、大人になっても家族との関係に悩んだり、葛藤したりします。アダルトチルドレン、機能不全家庭というと、DV、虐待、ネグレクトなどイメージすることが多いかもしれません。しかし、一見しあわせに見える家庭でも、機能不全に陥っているケースは多くあります。

 

そして、機能不全の家庭で育つ子どもの多くはアダルトチルドレンになってしまうわけですが、その親もまたアダルトチルドレンであることが多いのです。そのことに気づいて世代間で受け継がれていく連鎖を断ち、同じことを繰り返さないようにすることが大切です。

 

インナーチャイルドとは

 

インナーチャイルドとワンダーチャイルド

インナーチャイルドという言葉は、心理学から生まれたといわれています。日本語に訳すと「内なる子ども」という通り、自分の内面を子ども時代の自分に投影したイメージです。家庭の中で、一人の人間としての人格を尊重され、ありのままの自分で自由に育った子どものことをワンダーチャイルドというのに対して、ありのままの自分で生きられなかった子どものことをインナーチャイルドといいます。

 

言葉の意味について、英語ではこのように説明されています。

inner child

(psychology) The childlike aspect of a person's psyche — typically, the personality and the memories of one's childhood — especially in context of coexisting with, and being suppressed by, an adultlike aspect of the person.

(出典:Weblio辞書 Wiktionary英語版)

 

自分の行動をブロックするもの

皆さんは、子ども時代のことを思い出して苦しくなったり、不安な気持ちになったりすることはあるでしょうか。もしまだそういったことがあるとしたら、インナーチャイルドが癒されていないのだと思います。そして、それは大人になってから自分の行動をブロックする元にもなります。

 

私自身は、心の傷自体はずいぶん癒えてきているものの、なかなか心のブロックが外れません。やりたいことには取り組めても、大きなことを実現したりするとなると、そうすることを止めてしまう自分がいます。チャンスがそこにあるのに、二の足を踏んで見送ってしまうのです。

 

何かを実現させたり、成功したりするためには、インナーチャイルドを癒すことが必要だと思います。自分の潜在意識の中にできてしまった価値観や行動パターンなどは、子ども時代にできることが多いからです。スピリチュアルな考え方に“ブロック解除”という言葉がありますが、ブロック解除をする上でも、自分を癒すことは重要なのです。

 

 傷ついたインナーチャイルドを癒す

 

インナーチャイルドを癒す方法

インナーチャイルドを癒す方法には、通常のカウンセリングやスピリチュアルカウンセリング、ヒプノセラピーなど、さまざまな方法があります。私は勉強中のセラピストの方のヒプノセラピーをトライアルで受けて過去を思い出し、号泣しながら帰ったことがあります。中途半端に解放されてしまい、そのときは余計につらくなりましたが、忘れていた気持ちを思い出すことができ、時間が経ってから自分で癒しに変えることができました。そういった経験から、インナーチャイルドは自分でも癒すことができるものだと感じています。

 

ちなみに、ヒプノセラピーで出てきたことは、“女の子らしくしてはいけない”というものでした。セラピストの方いわく「お母さんは、あなたに嫉妬していたのかもしせませんね」とのこと。当時の気持ちに加えて、大人になったからこそわかる気づきもありました。

 

私のインナーチャイルドの癒し方

ふと過去の記憶を思い出したとき、その感情に浸ってつらくなったり、無理に忘れようにして終わらせると、また同じように思い出してしまったりすることがあります。そこで私が実践している方法は、そのときの自分の感情にフォーカスし、大人の自分として共感し、慰めてあげることです。「つらかったね」「大変だったね」「大丈夫だよ」などと声をかけたり、イメージで抱きしめてあげたりします。

 

また、その場面に親が出てきていたときには、親もまたアダルトチルドレンだったこと、苦しさを抱えていたこと、気づかずに子どもに同じことをしてしまっていたことなどを、大人の自分として理解するようにします。そして、心の中で育ててくれたことに対する感謝を伝えると、不思議と「大事なことに気づかせてくれてありがとう。私はもう繰り返しません」という気持ちになります。そして、こういった過去の経験は、自分に必要な学びについて気づかせてくれる体験だったのだと思うのです。

 

もし親を許せない気持ちがあるとしたら?

なかには、ある程度の癒しが進むまで、親を許すという気持ちになることが難しい人もいるかもしれません。しかし、親を許せないということは、いまの自分も許せないということにつながるような気がします。

 

「許さない」のなら、どうするのでしょうか。どうにもならないことにこだわるよりも、自分のために癒しを進め、ブロックを解除して自己実現していくことのほうが大切なのではないかと思います。親にもまた、アダルトチルドレンだったことがあり、私たちと同じような思いをしたことがあるかもしれません。気づきのために必要な経験であったとしても、ないにこしたことのない経験です。私たちの代で終わらせ、ワンダーチャイルドをもった子どもたちが増えることを祈っています。